情報処理安全確保支援士とIT系の資格を掛け合わせて、幅広く中小企業の安全保障に貢献 上ケ平裕彦様

登録番号:023780

専門はWeb/SNS/クラウドなどのデジタル活用支援。 岐阜県高山市生まれ、1989年より現在まで埼玉県川口市在住。開発技術者として沖電気工業入社。その後、誠文堂新光社やインプレスで出版編集、富士通グループでSE(富士通BSC)・コンサルタント(富士通総研)・マーケター(富士通本社)を歴任。 2019年ITコーディネータ資格を取得、屋号「上ヶ平IT事務所」で独立開業。2020年よりITコーディネータ資格ケース研修インストラクター。2021年より山形県デジタルアドバイザー。パラレルキャリアで写真団体理事を務める。


情報処理安全確保支援士の資格のみならず、「ITコーディネータ」、「上級ウェブ解析士」、「上級SNSマネージャー」、「Webデザイナー検定エキスパート」、「ディープラーニングG検定」などのIT系の資格を多数持ち、幅広い IT系の業務に携わられている上ヶ平IT事務所の上ヶ平裕彦さん。ITコーディネータとしての仕事をメインに行いながら、今後は情報セキュリティの仕事を広げていきたいと考えている根拠や、セキュリティ関連業務における今後の展望などをお聞きしました。

これまでの経歴を教えて下さい。

新卒で沖電気工業株式会社に入社し、コンピューターのOSの開発をしていました。

当時は、パソコンメーカー独自のOSを載せて販売するためのOS開発が盛んだったのですが、「メーカー独自の製品を開発していく時代が終わっていく」と潮時を感じたため退社。

その後、インプレス社の前身となる株式会社ラジオ技術社に入社し、オーディオビジュアル系の製品紹介などの雑誌編集の仕事を担当していました。

1999年より富士通グループに移り、SE(富士通BSC)・コンサルタント(富士通総研)・マーケター(富士通本社)の仕事を歴任し、SEの仕事では、NTTグループ3社分社化の際のWEBサイトの構築の仕事を皮切りに、ITの業務をしていく中でファイアーウォールやIDS(侵入検知システム)の設定など、サイバーセキュリティの仕事に携わるようになりました。

コンサルタント(富士通総研)では、ITコンサルタントとして5年勤務し、お客様の課題を解決するための業務を行っていました。その時期に2011年の東日本震災があったことによって、BCP対応として、緊急時の復旧計画・連絡体制構築の支援をするなどをしておりました。併せて、クラウドサービスによる東日本/西日本リカバリー体制構築も支援しました。

マーケター(富士通本社)としては2014年に富士通本社のマーケティング部門への配属になり、流通・サービス業種、例えば運輸、ホテル、警備保障、アミューズメント、映画配給などの企業に対してIT活用の支援を行いました。その後2019年に富士通グループを退職し、上ヶ平IT事務所を開業しました。

現在は、ITコーディネータとしての仕事がメインになっています。
具体的には、セキュリティ運用チームの立ち上げ支援や、クラウド運用におけるセキュリティ強化支援などです。構築したWebサービスの脆弱性をチェックしインシデント発生前に改修を実施したり、特権IDを監査し必要な権限が必要な範囲にのみ与えられるようにするなどです。また、報道されたセキュリティ事故事例を見て社内ルールの見直し規程類を整備するなど、地道な業務もあります。

2022〜2023年には山形県デジタルアドバイザーの業務も担当していました。
山形県内の市区町村のIT担当者への支援や、山形ふるさと観光検定のWEB制作のRFP作成支援を行いました。県のWEBサイトの構築などはセキュリティが絶対条件なので、その知識が活きています。

資格「情報処理安全確保支援士」について

なぜ「情報処理安全確保支援士」を取得しようと思いましたか?

 

2022年に資格取得・登録をしましたが、資格を取ったからといってすぐには仕事にならなかったですね。更新費も高く、コスパの悪い資格と言われていたので、以前からセキュリティ実務を行っていたにも関わらず、資格取得に前向きではなかったんです。

しかし、セキュリティの認識自体変わってきていると感じ、そろそろビジネスになっていくのではないかと考えるようになりましたので、今同じような仕事をしている人がどのように仕事をしているか?など同じような立場の方々との情報交換などをしたいと思い資格を取得しました。

この資格を持っていることにより所属している支援士会での交流なども魅力的でした。

この資格を取得してよかった点を教えてください。

資格の有無で情報格差がかなりあります。IPAなどから登録セキスペに提供される情報の質が高いことを感じています。

資格取得によりそのような色々な情報入手がしやすくなり、ビジネスチャンスも広がっているのが良かった点ですね。

今では「情報処理安全確保支援士の資格を持っているから」と言うことで紹介される仕事も結構あります。

セキュリティエージェントについて

セキュリティエージェントに登録した理由を教えてください。

仕事をする上で重要だと思っているのが、「どうやって世の中の役に立つような仕事ができるか」です。

そのような中で、いまの時代で重要な要素になっているのは、安全保障だと思っていますので、情報セキュリティの仕事をしたいと思っています。

さらに折角取得した情報処理安全確保支援士の資格を活かせると思いセキュリティエージェントに登録しました。

他にも仕事を紹介してくれるようなサイトにはいくつか登録していますが、IT全般の仕事が多く、セキュリティに特化していないものが多いですね。またITコーディネータを柱とした登録サイトなどもありますが、ITコーディネータだけだと何でも屋になってしまい専門性が分かりにくいので、「情報処理安全確保支援士」「上級ウェブ解析士」など資格を組み合わせると仕事につながりやすいですね。

今後セキュリティエージェントのサービスに期待することはありますか?

現在、無料で質問掲示板の部分の交通整理が必要だと思っています。質問の内容もレベルがバラバラですし、あの場で色々公開してしまうと仕事に繋がらないのではないかと心配していますが、幅広く今後セキュリティ対策が必要になってくる中小企業のお悩みを集められることに期待しています。

今後セキュリティ業界・技術で取り組みたいことはありますか?

クラウド時代は、Webセキュリティが核だと思っています。

インターネット側のセキュリティが重要で、事故が起きないような体制作りをサポートしていきたいです。中小企業としてもWebとの接点が多いので、その部分を安全にしていく業務に携わっていきたいと考えています。

企業としてもどこまで費用をかけてソリューションを入れたら良いのか?などをしっかりと相談できる先として企業に貢献できればと思っています。