セキュリティエンジニアの年収は高い?平均年収や将来性を解説!

セキュリティエンジニアは、サイバー攻撃やデータ漏洩から企業や組織を守る役割を果たし、高度なスキルと知識が要求される分、報酬も高いことが一般的です。市場価値が高く、一般的には他のIT職種よりも高い年収が期待できるセキュリティエンジニアについて、年収の実態を中心に解説していきます。

なぜセキュリティエンジニアの年収は高いのか?

サイバー攻撃の急増

セキュリティエンジニアの年収が高い一因は、サイバー攻撃の急増です。サイバー犯罪者やハッカーが日々新たな攻撃手法を編み出し、組織や企業のデータやシステムを脅かしています。この対抗策として、セキュリティエンジニアの需要が高まり、その結果、報酬も増加しています。セキュリティエンジニアはサイバー攻撃から組織を守る専門家として不可欠です。

セキュリティ対策のニーズが拡大

セキュリティエンジニアの高い年収に影響を与える要因のもうひとつは、セキュリティ対策のニーズが拡大していることです。デジタル化が進む現代社会では、個人情報や機密データの保護が重要視されており、セキュリティエンジニアが企業や組織の安全を確保する役割を果たしています。そのため、セキュリティエンジニアへの投資と報酬が増加しています。

日本はセキュリティ人材不足

日本ではセキュリティエンジニアの人材不足が深刻であり、需要と供給のバランスが崩れています。この状況下で、セキュリティエンジニアの年収は高騰しており、優秀なプロフェッショナルは高い報酬を期待できます。セキュリティエンジニアの専門知識とスキルは、組織にとって貴重であり、その価値が高まっているため、高年収が維持されています。

セキュリティエンジニアの仕事内容とは?

セキュリティエンジニアのおもな仕事内容を大きく分けると、以下の4つになります。

必要なセキュリティの企画立案

セキュリティエンジニアは、組織やプロジェクトのセキュリティニーズを評価し、適切なセキュリティ対策を計画・立案します。リスク評価、ポリシーの策定、セキュリティプランの作成などが含まれます。

システムの設計・実装

システムの設計段階では、セキュリティエンジニアはセキュリティ要件を組み込むための設計を行います。実装段階では、セキュリティソリューションの導入や設定を行い、システムのセキュリティを確保します。

完成システムの脆弱性テスト

完成したシステムに対して、脆弱性テストを実施します。セキュリティエンジニアは、システムに潜在的な脆弱性を見つけ、修正・改善する役割を果たします。

システム導入後の運用・保守

システムが稼働し始めた後も、セキュリティエンジニアはシステムの監視、脅威対応、定期的なセキュリティアップデートなど、運用と保守を担当します。システムのセキュリティを継続的に維持し、改善する役割が含まれます。

セキュリティエンジニアの将来性

将来性も十分にあるセキュリティエンジニアですが、市場価値や年収を中心にその実態を見ていきましょう。

需要は年々上昇中!年収1,000万円以上も目指せる

セキュリティエンジニアの将来性は非常に高いです。サイバー攻撃の増加やデータの重要性の高まりにより、セキュリティエンジニアの需要は年々増加しています。そのため、優れたスキルを持つプロフェッショナルは、年収1,000万円以上を目指すことができます。

フリーランスのセキュリティエンジニアはどうなる?年収1,000万円以上を実現する方法

年収を上げ続けるには

セキュリティエンジニアが年収を上げ続けるためには、以下の4つの方法があります。

難易度の高い資格を取得する

高難易度のセキュリティ資格を取得し、専門知識とスキルを証明することで年収向上を図れます。下記はセキュリティのグローバル3大資格です。

※下記で示している難易度は一般的な意見に基づいており、個々の試験に対する個人の経験によって異なる場合があります。

CISSP(Certified Information Systems Security Professional / 公認情報システムセキュリティプロフェッショナル)

CISSPは、情報システムセキュリティに関する高度な知識とスキルを持つプロフェッショナルを認定する国際的な資格です。試験の難易度が高く、専門知識の証明として高い評価を受けています。

難易度:★★★★★★★★☆☆
試験内容が幅広く、高度なセキュリティ知識を要求するため、合格は難しいとされています。経験と実務知識が必要です。

CISA(Certified Information Systems Auditor / 公認情報システム監査人)

CISAは情報システム監査に関する専門家を認定する資格で、情報システムの監査、コントロール、保護に関するスキルを評価します。組織の情報セキュリティを向上させるために重要な資格です。

難易度:★★★★★★★☆☆☆
情報システム監査に関する知識とスキルを評価する試験です。経験がある人にとっては合格しやすい場合もありますが、知識の幅広さに注意が必要です。

GIAC(Global Information Assuraence Certification)

GIACはセキュリティ分野でのスキルと知識を証明する資格で、さまざまなセキュリティトピックに特化した資格があります。GIACの資格は実務経験と技術的な能力を重視し、セキュリティプロフェッショナルに高い信頼性を持たれています。

難易度:★★★★★★★★☆☆
GIAC資格は専門的なセキュリティトピックに特化したものが多く、高度な技術スキルが求められます。一部のGIAC試験は非常に厳しいとされています。

成果主義の外資系企業への転職

外資系企業は成果主義を重視し、高い報酬を提供することがあります。セキュリティエンジニアが外資系企業に転職することで、成果に応じた報酬を受け取り、年収を向上させるチャンスがあります。外資系企業は国際的なプロジェクトやチームでの経験も得られるため、キャリアの成長にも繋がります。

副業やパラレルワーク

セキュリティエンジニアは副業やパラレルワークを通じて追加の収入を得ることができます。セキュリティコンサルティングや教育など、関連分野での活動を通じて、スキルを活かして追加の収益源を持つことができます。また、セキュリティエンジニアは、完全リモートで仕事をすることが可能です。情報セキュリティの仕事は一部の業務を除いて、オフィスに物理的に出勤する必要はありません。クラウドベースのツールやリモートアクセステクノロジーを利用してセキュリティ対策や監視を行えるため、副業やパラレルワークに向いている分野とも言えます。

セキュリティエンジニアの経験を積んだらITコンサルタントへ

セキュリティエンジニアの経験を活かしてITコンサルタントとして転職することで、高い報酬を得るチャンスがあります。セキュリティに関する専門知識を活かすことで、組織やクライアントに対してセキュリティ戦略やアドバイスを提供し、高い報酬を受け取ることができます。ITコンサルタントとしての経験は、年収向上の一環となります。

セキュリティエンジニアの需要が高い業界への転職は年収アップに繋がる

以下の7つはセキュリティエンジニアの需要が高いと言われています。転職先に、セキュリティエンジニアの需要が高い業界を選ぶことで、年収を上げられるケースも多いです。

1.コンサルタント

セキュリティエンジニアがコンサルタントとして転職すると、クライアントにセキュリティ戦略やリスク評価を提供し、高度な専門知識を活かす機会があります。コンサルティング業界ではプロジェクトごとに報酬が変動し、成功報酬も期待できるため、年収向上の可能性が高いです。

2.セキュリティベンダー

セキュリティベンダーでのセキュリティエンジニアは、セキュリティ関連の製品やソリューションを提供し、導入、保守、サポートを担当します。クライアントに対して製品の選択からカスタマイズまで専門的なアドバイスを提供し、セキュリティの強化に寄与します。テクニカルスキルと顧客対応能力が高い評価を受け、成功報酬やインセンティブによって高収入を実現できます。

3.メーカー・製造業

製造業界では、工場や生産プロセスのセキュリティが重要視されています。セキュリティエンジニアは、製品の設計から生産ラインのセキュリティ対策を担当し、知的財産権の保護や産業スパイからの防御に貢献します。セキュリティ専門家としての役割が評価され、高い年収を実現できます。

4.SIer

システムインテグレーション企業では、セキュリティエンジニアはクライアント向けにセキュアなITソリューションを提供します。プロジェクトごとにセキュリティの要件を満たすシステムの設計、展開、運用を担当し、高度な技術スキルを活かします。プロジェクトの成功に応じて高額な報酬が期待できます。

5.金融機関

金融機関では、セキュリティエンジニアの役割が極めて重要です。顧客の個人情報や金融データを保護し、サイバー攻撃からの防御に専念します。高度なセキュリティスキルを活かし、高い報酬を得ることができます。金融業界ではセキュリティエキスパートの需要が高まっています。

6.インフラ業

インフラストラクチャ関連の企業やプロバイダーでセキュリティエンジニアとして働く場合、ネットワークやクラウドインフラのセキュリティを担当します。インフラストラクチャの安全性を確保し、サービスの可用性を保つためのセキュリティ対策に貢献します。この分野で高額な収入を期待できます。

7.小売・卸売業

小売業や卸業では、顧客データや支払い情報のセキュリティが欠かせません。セキュリティエンジニアはPOSシステムやデータベースの保護を担当し、データ漏洩や不正アクセスからの防御に専念します。セキュリティの専門家として、経験と知識を活かして高収入を得ることが可能です。

よくある質問

1.日本のセキュリティエンジニアの平均年収は他のエンジニアと比較してどのくらい高いですか?

一般的なエンジニアの平均年収は400万円から1000万円程度であるのに対し、日本のセキュリティエンジニアはやや高い平均年収を持ち、500万円から1500万円以上が一般的です。スキルや経験による変動はありますが、情報セキュリティの重要性増加で需要と市場価値が高まり、高収入も可能です。

2.セキュリティエンジニアの年収の相場は今後どうなりますか。

セキュリティエンジニアの年収は今後も高まる見込みです。情報セキュリティの重要性が増し、需要と市場価値が上昇しています。ただし、具体的な年収は地域や経験、スキルに依存します。セキュリティエンジニアとしてのキャリアを積み重ね、専門知識を磨くことで、高収入を実現する機会が増えるでしょう。

まとめ

セキュリティエンジニア職の平均年収は他のIT職種の中でも高く、今後の将来性も非常に高いです。業界トップの報酬を得ることができる一方、サイバーセキュリティの需要はますます拡大しています。年収向上のためのポイントを押さえ、スキル向上と適切なキャリア戦略を追求することで、安定したキャリアと高額報酬を目指しましょう。