情報処理安全確保支援士が受講必須な講習を種類別に解説!特定講習のオススメ15選も!


情報処理安全確保支援士は、日本の情報セキュリティ専門家の国家資格で、企業や組織の情報セキュリティ対策を支援するための高度な知識と技術を持つ人材を認定するものです。

情報処理安全確保支援士の資格保持者は、情報セキュリティ分野の迅速な進化に対応し、最新の知識をスキルを維持更新することが求められるため1年に1回の「オンライン講習」と、3年に1回の「実践講習」または「特定講習」の受講が求められます。

本記事では情報処理安全確保支援士の資格保持の際に求められる講習について、それぞれの種別ごとに詳細をご紹介していきます!

情報処理安全確保支援士には更新制度がある

情報処理安全確保支援士には、専門性を維持し続けるための更新制度が設けられています。この制度は、情報セキュリティの分野で活躍する専門家が常に最新の知識と技術を保持し、その能力を継続的に高めていくことを目的としています。更新制度により、専門家は定期的に自身のスキルを見直し、継続的な学習を自己改善のプロセスを経ることが求められます。

資格の定期更新が必要

情報処理安全確保支援士の資格は、一定期間ごとに更新が必要です。この定期更新は、専門家が進化し続ける情報セキュリティの分野において、適切な知識と技術を維持するために不可欠です。更新プロセスを通じで、資格保持者は自身の専門性を評価し、必要に応じて追加の学習やトレーニングを行う機会が得られます。

資格更新には講習の受講が必要

資格の更新を完了するためには、指定された講習の受講が必須となります。これらの講習では、最新の情報セキュリティトレンド、法規則の変更、新しい脅威や対策技術などが取り上げられ、資格保有者はこれらの内容を学び、理解を深めることが期待されます。講習を受けることで、専門家は自身の知識をアップデートし、実務での対応能力を強化します。

講習の種類

情報処理安全確保支援士の資格更新には、専門知識とスキルの維持、向上を目的とし、全部で3種類の講習が設けられています。オンライン講習は毎年受講が必須ですが、実践講習と特定講習は3年に1回、いずれか1つを選択して受講します。

これらの講習は、資格保持者が情報セキュリティ分野の最新の動向や技術を習得し続けることを保証するために重要です。

講習受講サイクル

引用:講習の目的と概要/独立行政法人情報処理推進機構

【毎年必要】オンライン講習

オンライン講習は毎年受講が必要で、情報セキュリティの基本的な知識の更新や新しい脅威に対する理解を深めることを目的としています。この講習を通じて、資格保持者は自身のスキルを維持し、業界の最新情報に常にアップデートされた状態を保つことができます。

参考:オンライン講習(登録初年度)/独立行政法人情報処理推進機構

参考:オンライン講習(2023年度)/独立行政法人情報処理推進機構

【3年に1回必要・選択制】実践学習

実践講習はIPAが行う講習です。実践講習は3年に1回、特定講習かいずれかの受講が必要で、より実践的なスキルやケーススタディに焦点を当てた内容が提供されます。この講習では、実際のセキュリティインシデントへの対応方法や、最新のセキュリティ技術の実践的な適用について学びます。

参照:IPAが行う実践講習/独立行政法人情報処理推進機構

【3年に1回必要・選択制】特定講習

特定講習はIPA以外の民間企業や関連機関が行う講習です。特定講習も3年に1回、実践講習かいずれかの受講が必要で、特定の分野や技術に特化した内容が提供されます。この講習を受けることで、資格保持者は自分の専門分野をさらに深めるか、新たなセキュリティ分野の知識を習得することが可能になります。

参照:民間事業者等が行う特定講習/独立行政法人情報処理推進機構

民間事業者等が行う特定講習を選ぶ時のポイント

民間事業者等が行う特定講習は種類が多く選択に悩みます。特定講習を選ぶ際のポイントは以下の5点です。

講習内容の確認

特定講習のカリキュラムが自分のスキルアップやキャリア目標に合致しているかを確認することが重要です。講習がカバーする領域やトピック、実施する演習やケーススタディが自分の求める知識やスキルを拡充するものであるかを検討します。

講師の資質と経験

講師の専門性や実務経験が講習の質に大きく影響します。講師が該当分野の専門家であり、実際の現場経験が豊富であるかを確認しましょう。

評判とフィードバック

以前に講習を受けた人のフィードバックや評判を参考にすると良いでしょう。実際に講習を受けた人々の意見は、講習の効果や質を判断する上で貴重な情報源となります。

実施形態の適合性

講習は対面式かオンラインか、または両方の形式で提供されているかを確認し、自分のライフスタイルや学習スタイルに適した形式を選ぶことが重要です。

費用と時間

講習にかかる費用と時間も重要な検討ポイントです。講習のコストパフォーマンスを評価し、自分の予算やスケジュールに合っているかを考慮する必要があります。

これらのポイントを踏まえて、自分に最適な特定講習を選ぶことで、情報処理安瀬確保支援士としての専門性の向上とキャリア発展に繋げることができます。

民間事業者等が行う特定講習オススメ5選

民間事業者が提供する特定講習は、その内容の充実度、実践的な学習機会、そして専門性の向上において重要な役割を果たします。以下に、情報セキュリティのプロフェショナルとしてのキャリアをさらに発展させるために推奨される、民間事業者等が行う特定講習を5つピックアップし、下記一覧表で紹介します。

実施機関名 講習名 講習内容 分野 受講料 開催場所 講習形態 受講日数 受講時間
トレンドマイクロ株式会社 標的型攻撃対応・防御トレーニング3日版 ネットワークセキュリティの脅威や標的型攻撃の攻撃手法、侵害されたネットワークの調査・解析手法など、SOCやCSIRT対応で必要とされる技術を集中的に学習するトレーニングです。 セキュリティ監視・運用 285,120(円/税込み) 東京都渋谷区代々木 リモート形式又は集合形式 3日間 21時間
NECマネジメントパートナー株式会社 CSIRT強化トレーニング テクニカル編(CTF形式) CTF(Capture the Flag)形式を採用した、実践型セキュリティ技術演習
です。複数のステージに設定された技術的な課題をクリアしていくことで、基本
的なインシデント解析技術とノウハウを学びます。
セキュリティ調査分析・研究開発 88,000(円/税込み) 東京都港区芝浦 リモート形式 1日間 6.5時間
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 セキュアEggs応用編(Webアプリケーションセキュリティ) Webアプリケーションに対する攻撃手法をハンズオンで体験し、セキュア開発や
セキュリティテストの手法を学びます 。
脆弱性診断・ペネトレーションテスト 110,000(円/税込み) 東京都千代田区神田駿河台4-2-5
御茶ノ水NKビル(トライエッジ御茶ノ水)11階
リモート形式及び集合形式 1日間 8時間
国立研究開発法人情報通信研究機構
(NICT)
実践サイバー演習 RPCI(リプシィ) 仮想組織のネットワークをシミュレートした演習環境を舞台に、実際に起こり得
る攻撃シナリオで、実機を用いてインシデントハンドリングのプロシージャーを1か
ら10まで学ぶことができる。
デジタルプロダクト運用 88,000(円/税込み) 東京都中央区日本橋 他 集合形式 1日間 8.6時間
株式会社日立アカデミー ケーススタディから学ぶ情報セキュリティリスク対策 本コースでは、脆弱性への対策、脅威への対策、残存リスクの評価などを行い
ます。また併せて、対策立案時の実務におけるポイントやノウハウ(再利用可
能な整理の仕方など)も解説します。
セキュリティ統括 60,500(円/税込み) 東京都台東区東上野二丁目16番1号(上野イーストタワー18階) リモート形式 1日間 6時間

参照:情報処理安全確保支援士令和5年度特定講習一覧/経済産業省

実践講習の標準学習時間と受講料

実践講習の各コースには、専門的なスキル向上を目指す情報セキュリティ専門家に対し、標準学習時間と受講料が設定されています。実践講習Aと実践講習Bは基本的なトレーニングを提供し、業界別サイバーレジリエンス強化演習(CyberREX)は特定業界に特化した高度な内容を、制御システム向けサイバーセキュリティ演習は制御システムのセキュリティに特化したトレーニングを提供します。これらの講習は実務に直結するスキルの習得を目指しており、受講料は講習の内容や時間に応じて異なります。具体的な詳細についてはIPAのウェブサイトを参照してください。

参照:IPAが行う実践講習/独立行政法人情報処理推進機構

講習修了証の交付と再交付申請

情報処理安全確保支援士の講習を修了すると、受講者には講習修了証が交付されます。この修了証は、資格の更新や職場での証明書として重要な役割を果たします。万が一、修了証を紛失したり、破損したりした場合は、再交付を申請することが可能です。再交付申請には、必要な手続きや書類の提出が伴い、場合によっては手数料が必要になることもあります。再交付の具体的なプロセスは、講習を提供する機関によって異なるため、詳細な手順は該当機関に確認する必要があります。

よくある質問

情報処理安全確保支援士の特定講習の値段は?

情報処理安全確保支援士の特定講習の値段は、提供する機関や講習の内容によって異なります。一般的には、数万円から数十万円の範囲で設定されていることが多いです。具体的な料金は、受講を検討している講習を提供する機関の公式ウェブサイトや資料で確認することをおすすめします。

情報処理安全確保支援士のオンライン講習の期限は?

情報処理安全確保支援士のオンライン講習は、資格更新のために年に1回受講する必要があります。この講習を受けることで、最新の情報セキュリティ知識を習得し、専門性を維持できます。期限内に講習を完了させ、資格を効果的に更新しましょう。詳細なスケジュールは、講習を提供する機関の公式サイトで確認できます。

情報処理安全確保支援士の資格の有効期限は?

情報処理安全確保支援士の資格は、取得後3年間の有効期限が設けられています。資格を維持するためには、3年ごとに特定講習または実践講習を受講し資格更新を行う必要があります。この更新プロセスを通じて、専門家は常に最新の知識とスキルを保持し続けることができます。詳細は、関連機関のウェブサイトで確認してください。

まとめ

情報処理安全確保支援士は、定期的な講習を受けることで最新の情報セキュリティ知識を習得し、専門性を維持する必要があります。毎年のオンライン講習、3年ごとの実践講習または特定講習は、この資格の更新に不可欠です。選択する講習の質を見極めること、実践講習の学習時間と受講料を把握すること、修了証の管理に留意することが重要です。これらを遵守することで、資格者は情報セキュリティ分野の専門家としての地位を保ち続けることができます。

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