世界最高峰のセキュリティ資格「CISSP」とは?難易度や勉強法を解説!


CISSP(Certified Information Systems Security Professional)は、世界で最も認知されている情報セキュリティ資格の1つです。日本で情報処理安全確保支援士の資格を持つ専門家にとって、CISSPはグローバルな視野を広げ、専門知識を国際基準で証明ステップとなり得ます。この記事では、CISSPの実施機関であるISC2を含め、全体概要やキャリア面のメリットから勉強方法までを徹底解説していきます!

CISSPは国際的に認定されている資格

CISSPは、情報セキュリティの専門家が取得することを目指す国際的に認められた資格です。

国際的に最も権威のあるセキュリティ資格

CISSP資格は、情報セキュリティの分野での専門知識と経験の証明として広く認知されているため、世界中の多くの組織や政府機関で高い評価を受けています。情報処理安全確保支援士の資格と比較して大きな違いの一つが、認定範囲になります。CISSPの試験は英語をはじめとする複数言語で提供されている一方で、情報処理安全確保支援士は日本国内に特化した資格であり、試験は日本語で行われ、日本の法規制、基準、ビジネス環境に特化した内容が含まれています。

CISSPは世界的に認知されている資格であり、国際的なキャリアを目指す個人にとって有利です。情報処理安全確保支援士は日本国内で高く評価されており、日本での情報セキュリティ関連の職に就く際に有利に働くことがあります。

ISC2が実施

CISSPは(ISC)²(International Information System Security Certification Consortium)という非営利団体によって提供されています。(ISC)²は情報セキュリティ分野の専門家によって設立された団体であり、情報セキュリティの知識をスキルの発展、認証、普及に取り組んでいます。

また、(ISC)²は業界の専門家とともに、CBK(Common Body of Knowledge)という情報セキュリティのプロフェッショナルが持つべき核心的な知識とスキルの知識体系を独自開発しております。CBKが定期的に更新されることによって、最新脅威、技術、ベストプラクティスを反映しています。

CISSPを含む(ISC)²の資格は、このCBKに則ってカリキュラムが設計され、試験が構成されています。これにより、(ISC)²の資格を持つ専門家が一定の水準の知識とスキルを有していることが保証されます。

CISSPの資格試験は下記8つのCBKのドメインから出題されます。

  1. セキュリティリスクとマネジメント(Security and Risk Management)
    セキュリティのガバナンス、コンプライアンス、リスク管理、業務の継続性、災害回復計画など、組織全体のセキュリティとリスクに関するポリシーと手順。
  2. アセットセキュリティ(Asset Security)
    情報および資産の分類と所有権、情報と資産の保護に関するポリシーや手順。
  3. セキュリティアーキテクチャおよびエンジニアリング(Security Architecture and Engineering)
    セキュリティモデル、セキュリティアーキテクチャ、設計およびソリューションエレメントの脆弱性と脅威からの保護。
  4. 通信およびネットワークセキュリティ(Communication and Network Security)
    ネットワーク構造、伝送方法、トランスポートフォーマット、セキュリティ手順を含むセキュリティメカニズムの理解。
  5. アイデンティティおよびアクセス管理(IAM: Identity and Access Management)
    アクセス管理とアイデンティティ管理の枠組み、技術、手法。
  6. セキュリティ評価およびテスト(Security Assessment and Testing)
    セキュリティコントロールの設計と実装の有効性を評価し、テストするための手法。
  7. セキュリティオペレーション(Security Operations)
    日々のオペレーション、インシデント対応、調査、および災害復旧プロセスに関連する知識。
  8. ソフトウェア開発セキュリティ(Software Development Security)
    アプリケーション開発環境内でのセキュリティの統合、開発ライフサイクル全体を通じたセキュリティコントロール。

これらのドメインは、情報セキュリティの専門家が広範な知識と技術を持ち、多様な環境と脅威に対応できるようにするための基盤となります。CISSP認定を取得するためには、これらのドメインに関する深い理解と実務経験が必要です。

参照:CISSP – Certified Information Systems Security Professional/ISC2

全世界の取得者数は約16万人

CISSP全世界で約16万人の専門家が保持している国際的に認められた情報セキュリティ資格です。日本においても、CISSPは非常に人気があり、推定4000人の日本人がこの資格を取得しています。これは日本国内で情報セキュリティの専門知識が高く評価され、重視されていることを示す指標です。日本のCISSP保持者の数は、国内での情報セキュリティへの関心の高さと、専門家たちがグローバルな標準に沿った知識とスキルを習得し続けていることを反映しています。

CISSPの取得メリットはキャリア面が大きい

CISSP資格を取得は、キャリア面を中心にメリットが沢山あります。

年収の高い外資企業からの需要が高い

特に大手外資系企業を含む多くの組織では、高度なセキュリティリスクを管理し、複雑な情報システムを保護する能力を持つ専門家を求めています。

CISSP保持者は一般的に情報セキュリティの分野で高い専門性と認識されているため、外資系企業では特に重宝されます。これらの企業はしばしば、セキュリティに関する国際的な基準やベストプラクティスを遵守することが求められ、CISSP資格はそのような環境で活躍できる人材の指標となるためです。

CISSP資格を持つことは、求人市場での競争力を高め、特に年収が高いとされる外資系企業において、より良い職位や給与条件を得るための有利な要素となります。

※実際の雇用機会は、地域や経済状況、業界の需要、個人の経験やスキルセットなど、多くの要因によって影響を受けることを理解することが重要です。

グローバルで認められるセキュリティ人材になれる

CISSPはグローバルな情報セキュリティ分野で広く認知されている資格であり、その保持者は世界中で尊敬されるセキュリティの専門家として活躍することができます。この資格が提供する広範な知識量は、多様なセキュリティ課題に対処するための深い近いをスキルを保持者に与え、国際的なビジネス環境における多くの要求を満たすことができます。CISSPの資格取得には、関連分野での実務経験と厳格な試験の合格が求められ、これが資格の価値を更に高めています。そして、継続的な専門教育の要件により、保持者は業界の最新トレンドと技術に常に精通している必要があり、これが彼らの専門性を維持し、強化します。これらの要因が組み合わさり、CISSP保持者はグローバルで認められたセキュリティ専門人材になることができます。

高度な情報セキュリティスキルや知識が身につく

CISSP資格がカバーする情報セキュリティの広範なドメインをはじめ、厳格な実務経験要件、詳細な試験内容、および継続的な教育の必要性などの観点から、資格の取得によって高度はセキュリティ知識が身につくと考えられます。CISSPの試験は、セキュリティとリスクマネジメントからセキュリティアーキテクチャまで、多岐にわたる領域を深く掘り下げ、受験者に実践的な問題解決能力を試します。さらに、セキュリティ分野での最低5年の実務経験が求められ、これにより理論だけでなく実際の業務での深い理解をスキルが育成されます。CISSP保持者は継続的な専門教育を通じて最新のセキュリティトレンドと技術に常に精通しており、これにより彼らの専門性が常に更新され、業界内での専門家としての地位が保たれます。

転職やキャリアアップで有利

CISSP資格は、その国際的な認知度と情報セキュリティにおける広範囲な知識の証明により、転職やキャリアアップにおいて有利な対場を提供します。この資格は、保持者が業界の最新事情に精通しており、多様なセキュリティ課題に対処できる能力を有していることを雇用主に保証します。情報処理安全確保支援士、シスコ認定、CISMなどの他の資格と比較して、CISSPはより広い範囲のセキュリティ知識を網羅しています。特に例として、情報処理安全確保支援士は日本に特化しており、シスコ認定はネットワークセキュリティに、CISMはセキュリティマネジメントに焦点を当てています。これに対し、CISSPは情報セキュリティの全般にわたる知識をスキルを提供し、グローバルな視野を持ったセキュリティ専門家の育成を目指しています。そのため、転職市場やキャリアアップの機会においても、CISSP資格保持者は高い評価を得ています。CISSP保持者は組織のセキュリティを強化し、複雑なセキュリティ問題に対処する能力を持つと見なされるため、多くの雇用主にとって魅力的な候補者となります。

資格手当を貰える可能性が増える

CISSP資格を持つ会社員は、資格手当を受け取る可能性が高まります。多くの企業は情報セキュリティの専門知識を高く評価し、特にCISSPのような国際的に認められた資格を持つ従業員には追加の報酬を提供することでそのスキルを知識を奨励しています。この手当は、企業が優秀なセキュリティ専門家を確保し維持するためのインセンティブとなり、従業員の専門的な成長を支援します。資格手当の提供は企業によって異なりますが、CISSP資格は従業員がセキュリティ分野での専門性と価値を占めす重要な手段となり、長期的にはキャリアアップや給与向上に寄与する可能性があります。CISSP資格保持者は、専門知識が認められることで、キャリアにおいてより有利な立場を得ることができます。

CISSPを取得するデメリットはコスト面が大きい

CISSP資格の取得は、情報セキュリティ専門家にとって多くのメリットをもたらしますが、そのプロセスはコスト面で大きな負担がかかる場合があります。

CISSPを取得しても意味ない?

CISSPの資格取得が意味がないと感じるかどうかは、個人のキャリア目標、職務内容、および資格取得にかかるコストとその投資に対する期待リターンに大きく依存します。

資格取得の動機が個人のキャリア目標や職務内容と一致しない場合、投資したコストに対する十分な価値を見出せないと感じる可能性があります。したがって、CISSP資格の取得を検討する際は、自身のキャリアプランと照らし合わせて、その価値とコストを慎重に評価することが重要です。

勉強時間を確保する必要がある

CISSP試験の準備には、教材の購入やトレーニングコースへの参加が含まれることが多く、これらには追加のコストが発生します。自己学習のみで準備を進める場合でも、時間的な投資が必要になります。CISSPの勉強に掛かる時間コストは、多くの受験者にとって大きなデメリットとなり得ます。試験範囲は広く、8つのドメインすべてにわたる深い知識が求められます。多くの受験者は、試験に合格するために数ヶ月から1年以上の準備期間を設け、週に数十時間を勉強に費やすことが一般的です。

受験料が高い

CISSP試験料は749ドル(2024年3月現在)であり、特に予算の限られている個人や、資格取得を自己負担している受験者にとっては大きな経済負担となります。この費用は試験準備の教材費やトレーニングコースの費用と合わせて考えると、さらに大きな投資がを意味します。高額な受験料は、試験に不合格だった場合の再受験に対する心理的な障壁を高めます。一度で合格するというプレシャーが増し、受験ストレスが高まる可能性があります。

認定条件が厳しい

CISSPの認定条件は、その他の資格と比較しても厳しい認定条件があります。これらの条件は、受験者が情報セキュリティの分野で高いレベルの専門知識と実務経験を持っていることを保証するために設定されています。下記が主な認定条件です。

  1. 試験の合格
    CISSP試験は広範な知識を要求する難易度の高い試験です。8つのセキュリティドメイン(セキュリティリスクとマネジメント、アセットセキュリティ、セキュリティアーキテクチャおよびエンジニアリング、通信およびネットワークセキュリティ、アイデンティティおよびアクセス管理、セキュリティ評価およびテスト、セキュリティオペレーション、ソフトウェア開発セキュリティ)を網羅しています。試験に合格するには、各ドメインに関する深い知識と理解が必要です。
  2. 実務経験
    CISSP認定を受けるためには、フルタイムでの情報セキュリティに関連する職務で最低5年の直接的な実務経験が必要です。ただし、特定の条件を満たす場合、この経験要件は4年に短縮されることがあります。
  3. 倫理コードの承認
    CISSPの候補者は、(ISC)²の倫理コードに同意し、それに従うことが求められます。この倫理コードは、専門的な行動と責任に関する基準を定めています。
  4. 推薦の提出
    試験に合格した後、CISSP認定を完了するためには、既存の(ISC)²認定保持者からの推薦が必要です。このプロセスは、候補者が実際に必要な経験を有し、業界の倫理基準に適合していることを検証するためのものです。

これらの認定条件は、CISSPが情報セキュリティのプロフェッショナルとしての高い基準を満たしていることを保証し、認定された個人が業界内で広く認められた知識とスキルを有していることを示しています。認定条件が厳しいということはデメリットに捉えられますが、これらの条件を達成することでキャリア上のメリットを得ることができます。

CISSPの実施機関「(ISC)²」とは

CISSPを提供する(ISC)²は、情報セキュリティの専門家によって設立された、国際的な非営利会員団体です。(ISC)²は、情報セキュリティの知識をスキルの向上、専門家の認証、および業界の基準設定をミッションとして掲げています。

最新情報:https://japan.isc2.org/news_2024.html

国際的な非営利会員団体「(ISC)²」

(ISC)²は、情報セキュリティの分野で最も尊敬され、認知されている認証機関の一つとして、世界中にその名を知られています。会員は情報セキュリティの専門家で構成され、業界の発展に貢献することを目的としています。(ISC)²は、教育プログラム、研究、標準化イニシアティブ、専門家間のネットワーキングイベントを通じて、情報セキュリティ分野の専門知識と実践の向上に努めています。

CISSP以外の(ISC)²資格

(ISC)²は情報セキュリティの分野で幅広い認証プログラムを提供しており、それぞれ異なる専門分野に焦点を当てています。以下のCISSP以外の(ISC)²資格は情報セキュリティの様々な側面をカバーし、専門家が特定の領域での知識とスキルを証明できるように設計されています。

SSCP – Systems Security Certified Practitioner

ITインフラのセキュリティに関わる実務家向けの資格で、実装や管理に関する知識を証明します。

CCSP – Certified Cloud Security Professional

クラウドコンピューティングのセキュリティに特化し、クラウド環境でのセキュリティプラクティスとポリシーに関する専門知識を証明します。

CC – Certified in Cybersecurity

サイバーセキュリティの基本的な知識とスキルに焦点を当てた入門レベルの資格です。

CGRC – Certified in Governance, Risk and Compliance

ガバナンス、リスク管理、コンプライアンスの分野での知識とスキルを証明する資格です。

CSSLP – Certified Secure Software Lifecycle Professional

セキュアなソフトウェア開発のライフサイクル全般にわたる知識を証明する資格で、セキュアなソフトウェア開発のベストプラクティスに重点を置いています。

ISSAP – Information Systems Security Architecture Professional

CISSP認定保持者がさらにセキュリティアーキテクチャの専門知識を証明するための資格です。

ISSEP – Information Systems Security Engineering Professional

CISSP認定保持者がセキュリティエンジニアリングの専門知識を深めるための資格です。

ISSMP – Information Systems Security Management Professional

CISSP認定保持者がセキュリティマネジメントとリーダーシップのスキルをさらに証明する資格です。

(ISC)²資格取得支援用のトレーニング

(ISC)²資格を目指す個人にとって、適切なトレーニングは成功への重要なステップです。ISC²は、資格取得を目指す人々のために様々なトレーニングオプションを提供しています。

公式CBKトレーニング

公式CBKトレーニングは、ISC²が直接提供するトレーニングで、試験に出題される各ドメインの内容を網羅しています。このトレーニングは、公式の教材を使用し、資格取得に必要なコアコンセプトと知識を体系的に学べるように設計されています。受験者は、経験豊富なインストラクターから直接指導を受けることができ、疑問点を即座に解消することが可能です。

Online Instructor-Led

オンラインでのインストラクター主導型トレーニングは、柔軟性とアクセシビリティを重視する受験者に最適です。実際のクラスルーム環境をオンラインで再現し、リアルタイムでインストラクターからの指導を受けることができます。このトレーニングは、対面式の学習環境の利点を保ちつつ、どこからでも参加可能な利便性を提供します。

Online Self-Paced

オンラインセルフペース型トレーニングは、独立して学習を進めたい受験者に適したオプションです。このトレーニング形式では、受験者は自分のペースで学習を進めることができ、時間や場所に縛られることなく、必要な知識を身につけることができます。自己管理能力が求められる一方で、自分のスケジュールに合わせて効率的に学習を進めることが可能です。

CISSP試験の概要

CISSP試験は8つのドメインをカバーしており、それぞれが情報セキュリティの重要な側面を反映しています。CISSPの出題範囲は、実践的なセキュリティ問題への理解と解決策の提供能力を測定することに焦点を当てています。

CISSP試験の出題範囲・過去主題比率

CISSP試験の出題範囲は以下の8つのドメインに分かれています。これらのドメインは、情報セキュリティの実務において重要な領域を網羅しており、受験者は各領域における深い知識と実践的なスキルが求められます。

セキュリティとリスクマネジメント

このドメインは、セキュリティポリシーの策定、リスク分析と管理、法規制の遵守など、組織のセキュリティとリスクマネジメントに関する全般的な知識を評価します。

資産のセキュリティ

資産のセキュリティには、情報資産の分類、所有権、保護責任、およびプライバシーに関する重要な原則が含まれます。

セキュリティアーキテクチャとエンジニアリング

セキュリティの原則に基づいたシステムアーキテクチャの設計、セキュリティモデルの構築、エンジニアリング対策の適用がこのドメインの主な焦点です。

通信とネットワークセキュリティ

この領域は、ネットワークのセキュアな設計、実装、管理に必要な知識とスキルを評価します。

アイデンティティおよびアクセス管理

アイデンティティ管理、アクセス制御システム、アイデンティティとアクセスの提供プロセスに関する知識が必要とされます。

セキュリティ評価とテスト

セキュリティコントロールの評価、テスト、監視プロセスの設計と実施に関するスキルが求められます。

セキュリティの運用

日々のセキュリティオペレーション、インシデント対応、ディザスタリカバリ計画の実施などが含まれます。

ソフトウェア開発セキュリティ

ソフトウェア開発プロセス全体にセキュリティを組み込む方法、アプリケーションライフサイクルにおけるセキュリティの実施に関する知識が評価されます。

受験者数・合格率・難易度

CISSP試験は世界中で広く受験されており、受験者数は年々増加しています。合格率は公開されていないため正確な数字は不明ですが、試験の難易度は非常に高いとされています。多くの受験者が試験の広範囲な知識範囲と実践的なスキルを要求される内容に挑戦し、合格には十分な準備と専門知識が必要です。

申し込み手順

CISSP試験の申し込みは、(ISC)²の公式ウェブサイトを通じて行います。アカウントを作成し、試験日と場所を選択後、受験料を支払うことで申込が完了します。事前に資格要件を満たしていることを確認し、必要な書類や情報を準備しておくことが重要です。

参照:Register for Cybersecurity Exam | Find an Examination Near You | ISC2

資格の有効期限

CISSP資格は取得後3年間有効です。継続的な教育(CPE)ポイントを獲得し、維持費を支払うことで資格を更新できます。このプロセスを通じて、資格保持者は最新のセキュリティ知識とスキルを維持することが求められます。

一般的な勉強時間

CISSP試験の準備には一般的に数カ月から1年以上の勉強時間が必要とされます。受験者のバックグラウンドや経験にもよりますが、週に20~30時間の勉強を推奨する専門家もいます。計画的に学習スケジュールをたて、試験の広範囲なドメインを網羅することが成功の鍵です。

CISSP合格のための推奨される勉強法

CISSP試験に合格するためには戦略的なアプローチが必要です。以下に紹介する勉強法は、CISSPの広範囲にわたる知識領域を網羅し、効率的に試験準備を進めるための推奨される方法です。

(ISC)² 公式が提供する自習型トレーニングを受講する

(ISC)²が提供する自習型トレーニングは、CISSP試験の準備に特化しており、自宅や好きな場所で自分のペースで勉強できます。このトレーニングは、試験のドメインごとに詳細な知識と理解を深めるのに役立ち、実際の試験環境を想定した演習問題も含まれているため、効果的な学習が期待できます。

公式問題集を解く

公式問題集を利用することは、試験の形式に慣れ、実際のテストでどのような質問がされるかを把握するのに有効です。繰り返し問題を解くことで、知識を確実に定着させ、試験当日に自信を持って臨めるようになります。また、間違えた問題の解説を読むことで、理解が不足している分野を特定し、効率的に学習を進めることができます。

CISSP 公式ガイドブックを読む

CISSP公式ガイドブックは、試験の全ドメインにわたる包括的な情報を提供しており、試験内容に関する深い理解を得るために不可欠です。本書は、基本概念から複雑なトピックまで、幅広い知識をカバーしており、試験準備のための信頼できる情報源となります。

セミナー参加やUdemyなどのオンライン動画を活用

CISSPに関するセミナーやオンラインコースは、専門家から直接学べる機会を提供し、受験者間のネットワーキングを促進します。Udemyなどのプラットフォームでは、柔軟なスケジュールでCISSPに関連する多様なコースを受講でき、ビデオレクチャーやインタラクティブな学習資料を通じて知識を深めることができます。

まとめ

CISSPは情報セキュリティ分野で最も権威のある資格の一つで、国際的に認知されています。セキュリティの分野で国際的にプロフェッショナルとして活躍したい方は、キャリアアップや専門知識の証明として取得が推奨されます。その分、取得のための勉強時間や資格維持のコストもかかってくるため、自身のキャリア展望と照らし合わせて受験を検討する必要があります。資格試験を受験する方は自身に合った方法で、(ISC)²公式が提供する教材を利用して、十分に対策に臨みましょう!

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